お客様を案内する

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担当者が来るのをお待ちいただく場合や、先に案内をする場合は、「応接室へご案内いたします。こちらへどうぞ」「会議室へご案内します」などと声をかけてから、お客様を先導ます。同じフロア内を移動するだけならばこれでも良いですが、応接室や会議室が違う階にある場合などは「○階にある応接室までご案内いたします」など、行き先を詳しくお知らせしてください。特に初めて来たお客様などは、勝手が分からず不安に思っていますから、丁寧に対応しましょう。

 応接室や会議室まで、受付から距離がある場合はお客様を案内しなければなりません。この際に気をつけるべきポイントをまとめてみました。失礼のないようマナーを守って、スマートに案内が出来るようにしておきましょう。                                                  thumb_20130905052049_52279621b707e
1.お客様を誘導する(他のフロアに移動する場合も含みます)

まず、お客様に案内する行先を告げます。
例)
「こちらです」
「○階の応接室にご案内します」  など

【廊下】
廊下を歩く際は、お客様の左側2~3歩先、斜め前方を、相手のペースに合わせるようにしてゆっくり歩きます。すでに面識のあるお客様なら、天候や近況など、差し障りのない話をしながら歩くと、雰囲気がなごみます。

【階段】
階段をのぼる際は、お客様を先にしてその後を自分が続きましょう。お客様より高い位置に立たないためです。階段を降りる際は、自分が先に進みます。

【エレベーター】
エレベーターに乗る際は、自分が先に乗って操作ボタンの前に立ちます。
それからドアを手で押さえお客様に乗って頂き、エレベーターの上座にあたる左奥へ誘導します。
操作ボタンの前に立つ際は、お客様に背中を向けないように注意します。
降りる際は、操作ボタンの「開く」を押し、ドアを押さえてお客様を先に降ろした後自分も降ります。

※進行方向を手で示しながら案内をしましょう。
廊下や階段、エレベーター乗降時など、お客様の先導中は「左に曲がります」など進む方向を示しながら進みましょう。

 

2.ドアをノックします

応接室や会議室など、お客様をお通しする部屋に着いたら、必ず3回ノックをしてからドアを開けます。
確実に中に人がいないと分っている場合でも、ドアをノックするのがマナ-です。
また、ドアが開いていても入室の合図としてノックをしましょう。

 

3.入室します

・ドアが「内開き(押して開けるタイプ)」の場合は、自分が先に入ってドアを押さえ、お客様をお通しします。先に入出する際に「お先に失礼いたします」と一言添えると良いでしょう。
・ドアが「外開き(手前に引いて開けるタイプ)」の場合は、ドアを明けて押さえてお客様をお通しし、その後に自分が入室します。

 

4.席に座って頂きます

ドアを開けて、担当者へ「○○様がお見えです」と紹介します。
お客様に「こちらにおかけください」と「上座」の椅子、またはソファへ誘導します。
上座とは、出入り口から一番離れた席あたります。
担当者がまだ部屋にいない場合は「○○(担当者名)は間もなく参りますので、少しお待ち下さいませ」と一声かけましょう。

 

5.退出します

部屋の出入り口からお客様の方を向き、「失礼致します」とお辞儀をして退室します。thumb_20140306183056_53184050c8094

 

 

 

・お茶

客様にお出しするお茶には、わざわざ足を運んで来てくださったお客様に、のどの渇きを癒して頂き、くつろいで頂く、ほっとしていただくというおもてなしの心がこめられています。
また、会議や打ち合わせの時のお茶には、議論によって乾いたのどを潤す水分補給の他に、気分転換や、カフェインによって脳を活性化する意味もあります。

おいしいお茶の淹れ方については、こちらをご覧ください。