おいしいお茶の淹れ方、お茶の出し方

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お茶の淹れ方の基本は、まずお茶を淹れる前に、急須と湯のみにお湯だけ注いで暖めます。その間に、お盆、お茶の葉、湯のみの下に置くお茶うけ、実際にお茶を淹れるためのお湯などを用意します(お湯は熱湯ではなく、少し冷ましたものを注ぎます)。茶碗類が埃にまみれていないか、汚れていないかをきちんとチェックします。

 

湯のみ1杯分のお茶は、ティースプーン1杯が目安です。淹れる数によって、茶葉の量を変えてください。茶葉を急須に入れたら、あらかじめ少し冷ましておいたお湯を淹れ、そのまま40~50秒くらい放置して味を抽出しましょう。お茶を湯のみに注ぐときは、味にムラが出ないよう、急須の中のお湯が回るように少し動かします。その後、湯のみへと注いでいきますが、一つ一つの湯のみが一杯になるまで注ぐのではなく、交互に少しずつ注いでいってください。お茶は最初に注がれるものが比較的薄味になり、最後に出るものほど濃くなります。濃さを調節するために、薄いものと濃いものが均等に入るよう、考えて注いでください。

 

お茶を出すのは、名刺交換や紹介などが一通り終わった後です。本格的な打ち合わせに入る直前がベストです。ただし、担当者の到着が遅くなりそうなときには、先にお客様にだけお茶をお出しします。担当者が到着したら、今度は担当者の分も含め、改めて温かいお茶をお出しすると良いでしょう。

 

お盆にお茶を載せるときは、お茶や湯のみだけではなく、おしぼりも一緒にお盆に載せ、テーブルにお出しします。おしぼりはお客様が手を拭いたり、万が一お茶をこぼしてしまったときに、相手がさっと拭けるように用意しておきます。おしぼりの他に布巾を用意しておくのも良いですが、テーブルの上にはこれから書類が広げる場合もあります。臨機応変に対応してくだい。