ビジネスでの『言葉づかい』

■「敬語」とは?

「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」などを織り交ぜ、
立場の違いを明確に表すための手段です。

目上の方へ「敬意をもっています」という気持ちを表すことも
含まれています。


【「敬語」は、仕事を円滑に進める為の「手段」】

「敬語」とは、「敬意をもって接します」という決意表明です。
それを知らずに、 「敬語を使いなさい」と言われたから、 「なんとなく」、「マナーだから仕方ない」と思って敬語を使うことは、効果が半減することになります。
「この人は、私に対してきちんと対応してくれるな」と思い合えるだけで、 仕事の基盤ができ、仕事がスムーズに進みます。
反対に、尊敬の感じられない言葉で対応されるとどうでしょうか。
「この人の仕事は引き受けたくないな」、「最低限の仕事だけしよう」と
内心思いながらの仕事になったことはありませんか。
こうなると、手抜きが起きたり、小さなほころびが大きな失態へとつながったりすることは、容易に想像つきます。


【敬語を使いすぎるのもダメ?】

「慇懃(いんぎん)無礼」という言葉もあるように、
過剰な敬語を使うと互いの間に壁が出来てしまいます
そうすると、「嫌味だな」「誠意が感じられないな」という、 不信感を持ってしまい、「報・連・相」もうまくできなくなり、円滑な仕事とかけ離れたものになってしまうこともあります。
適切な場面で、適切な言葉を、適切な量で使用することが大切です。

※慇懃無礼:言葉や態度などが丁寧すぎて、かえって無礼であるさま。


【円滑な仕事を行なうために!】

日常敬語(1.)(2.)の他に、
ビジネス特有の敬語(ビジネス敬語(3.))があります。
普段「これは敬語でしょ?」と勘違いしているような言葉(4.)や、「NGワード」(5.)も ビジネスの世界では飛び交っています。
ビジネスマンの一歩先を行くために、それぞれの特徴を学んだうえで、普段どのように正しい敬語を使っていけばいいのか考えてみましょう(6.)(7.)

  1. 今さら聞けない敬語のキホン
  2. 知って得する!!+α敬語
  3. ビジネス敬語(用語)とは?
  4. 正しい日本語を使おう
  5. ビジネス版!!NGワード集
  6. 実践してみよう!Q&A[サービス編]
  7. 実践してみよう!Q&A[オフィス編]

敬語と言っても、たくさんの言葉がありましたね。
敬語は、初めから誰でもうまく使えるものではありません。
諸先輩方も、初めからうまく使えていたわけではありませんし、 現在正しい敬語を使えているか?と問われると、そこは「ノー」かもしれません。
あなた自身が「正しい敬語」を理解し、使用することで、あなた自身の価値は抜群に高くなります。

また、言葉についてお叱りを受けることがあっても、「自分はダメだ」と落ち込むのではなく、 「期待して叱っていただき、ありがとうございます!」という心構えで、周りの上司や先輩の言葉遣い・電話応対をとにかく注意深く聞き、 学んでいくことを心がけていきましょう。